曖昧な「オフィスカジュアル」の定義
「オフィスカジュアル」と聞いても、いまいちピンとこないと感じる方、多いのではないでしょうか。
それもそのはず、オフィスカジュアルは「ビジネスの場にふさわしい、適度にカジュアルな服装」ということで、どの様な服装がふさわしいのかは自分で判断する必要があるからです。
明確な決まりがないために、ぼんやりしたイメージしか浮かばないのかもしれませんね。
今回は、オフィスにふさわしい服装とはどんなものなのか、アイテム別に見ていきたいと思います。
オフィスにNGなファッションとは?!
それではまず、オフィスにふさわしくないと思われる、NGポイントから見ていきましょう。
基本的に、きちんと感や清潔感が感じられないデザインのものはNGになります。
自分のためではなく、一緒に働く周りの方々のためのファッションという意識を持つことが大切です。
✖派手な色・柄・キャラクター柄
ビビットな色合いやアニマル柄など、目立ちすぎるデザインはオフィスの調和を乱す可能性があります。
悪目立ちしないベーシックなカラーを選ぶのがお勧めです。
✖露出の多い・体のラインを強調したデザイン・ダボっとし過ぎるデザイン
短いスカートやパンツ、ノースリーブなど、肌の露出が多いものは好まれません。
また、トレンドの透け感のある素材やオフショルダーもオフィスカジュアルには不向きです。
✖カジュアル感の強い素材
デニムやスエットなど、カジュアルに見られやすい素材は避けた方が良いでしょう。
つま先の空いたサンダルやスニーカーもカジュアル感が強いアイテムです。
どうしても履きたい場合は、オフィスにパンプスの置き靴をしておくという方法もあります。
オフィスカジュアルのポイント
オフィスカジュアルコーデを考える上で大切なポイントご紹介します。
◎清潔感、きちんと感
自分のサイズに合った、しわになりにくく長時間のオフィスワークでも疲れにくい素材を選ぶと良いでしょう。
ジャケットを羽織れば急な来客や外出にも対応できるようなコーデがお勧めです。
◎ベーシックなカラー、デザイン
着回しがきく上にオフィスに馴染む、ブラック、ホワイト、ベージュ、ネイビー、グレーなどのカラーを基本に、シンプルなデザインのものを選ぶと失敗しません。
◎オフィスの雰囲気に合っている
オフィスカジュアルは企業によっても基準が様々です。
周りの先輩方がどのようなファッションをしているかチェックして、オフィスの雰囲気を乱さないようなコーデを目指しましょう。
アイテム別、オフィスにふさわしい服の選び方
・トップス
シャツやブラウス、カットソーはオフィスカジュアルに外せないアイテムです。
コットンのシャツはきちんとして見える反面、長時間着用していると肩が凝ったり疲れの原因になったりするものです。
シャツを選ぶなら柔らかくてしわになりにくい素材、少しだけ抜け感のあるデザインがオフィスカジュアルに向いています。
ブラウスならノーカラーやボウタイ付きがお勧めです。とろみのある素材を選ぶと、女性らしい柔らかい雰囲気になるとともに、パンツにもスカートにも合わせやすく着回し力も抜群です。
・ボトムス
パンツでお勧めはテーパードやストレートです。
センタープレスが入っていると膝が出にくくよりきちんとした感じになります。
足の形が出やすいスキニーパンツや、ワイドすぎるパンツはオフィスカジュアルとしては難易度が高くなります。
体型に合ったベーシックなパンツはヘビロテ間違いなしのアイテムなので外せませんね。
スカートならひざ下からふくらはぎ程度の丈感のものがお勧めです。
タイト過ぎないデザインで、しわになりにくく動きやすいものがお勧めです。
また、ビジネスシーンでは素足はNGですので、必ずタイツやストッキングを着用しましょう。
・ワンピース
急いでいる朝の強い味方、ワンピースも一枚あると便利です。
ベーシックなカラーでシンプルなデザインのものを選ぶのがお勧めです。
・羽織りもの
コンパクトなテーラードジャケットは、一つ持っておきたい定番アイテムです。
まずは着回しのきくベーシックなカラーで、オールシーズン着られるものを選びましょう。
2着目を考えるなら、ノーカラージャケットも上品で女性らしいデザインなのでお勧めです。
また、季節を問わず寒い時に活躍するカーディガンも重宝するアイテムの一つです。
余裕があれば、オフィスの個人ロッカーなどにジャケットやカーディガンを置いておくと急に使いたい時に便利です。
・小物
パンプスやバッグなど、とりあえずブラックが1セットあれば間違いなさそうですが、コーデによっては小物だけが重たい印象に見えてしまうこともあります。
グレージュなどのなじませカラーも持っておくとコーデの幅が広がります。
パンプスはヒールが高すぎず疲れにくいものを、バッグはA4サイズが入るものであれば間違いありません。
まずはこれらのポイントを踏まえれば、オフィスに馴染む好印象コーデを完成させることができます!
周囲の先輩方のコーデも参考にして、少しずつ「自分らしさ」もプラスしていけると良いですね!