紫陽花の色の秘密は土
桜の季節が終わり、テンションが上がりにくい梅雨が近づいてきました。
少しマイナスな印象の強い梅雨時期ですが、この時期ならではの楽しみがあります。
それが紫陽花です。
赤色・青色・紫色・白色など、様々な色が綺麗に咲いていますよね。
色や種類にすると、５０種類ほどあるのです。
しかも紫陽花は、あまり知られていませんが、日に日に色が変わっていく植物なのです。
前回見た色と違った色をしているため、とても風情があり、いつ見ても飽きずに楽しむことができるのです。
ところで、なぜ紫陽花の色は数種類の色を咲かすのでしょうか？
実は、土によって、咲く色が異なるのです。
土が酸性の場合、青色の紫陽花が咲き、アルカリ性の場合、赤系の紫陽花が咲きます。
ちなみに日本では、青色の紫陽花が多く咲いています。
雨が多く、土が酸性になっているからです。
逆にいうと、赤系の紫陽花が咲いている場所は、赤系のを咲かせるために意図的に土をアルカリ性にしているのです。
ちなみに白色の紫陽花は、品種改良によって作られています。
青色か赤色の花を咲かせるかを左右するアントシアニンが、含まれていません。
土によって色が変わったり、品種改良によって色が変わったりと様々な紫陽花は、とてもおもしろいですよね。
今回はそんな様々な顔を持つ紫陽花を楽しめる全国スポットをいくつかご紹介します。
紫陽花の花言葉
紫陽花を見にいく前に、花言葉の知識を少しだけ入れてみましょう。
実は、紫陽花は色によって花言葉が違うんです。
色別でお伝えします。
■青系
「冷淡、無情、辛抱強い愛情など」
梅雨の雨にも耐える、美しい姿からイメージされています。
■赤系
「元気な女性」
長く咲く生命力の強やさや、ヨーロッパでよく咲くことからその地域の快適な気候をイメージされています。
■白系
「寛容」
真っ白で大きことから、広くて優しい心をイメージされています。
色が違うだけで花言葉が変わるのも、少し驚きですよね。
全国紫陽花スポット
それでは、地域別オススメ紫陽花スポットをご紹介します。
□北海道編
豊平公園
所在地：札幌市豊平区豊平5条13丁目
開館時間：8：45～17：15
休館日：月曜日(月曜祝日の場合は翌平日)及び12/29～1/3
北海道は紫陽花の開花が7月中旬ごろにはじまり、8月上旬ごろまで楽しめます。
美しい白樺の木々の下に紫陽花の緑色の葉っぱがあり、花の色のブルーを引き立たせてくれています。
外気温は北海道とは言え、とても高くなっていますが、紫陽花のおかげて涼しさをかんじることができますよ。
□関東編
鎌倉 長谷寺
所在地：神奈川県鎌倉市長谷 3-11-2
開門時間：夏≪3月～9月≫08:00 – 17:00（閉山17：30 ）／冬≪10月～2月≫08:00 – 16:30（閉山17：00）
拝観料：大人400円／小学生200円／鎌倉市福寿手帳ご持参の方200円
関東で紫陽花スポットと言えば、長谷寺と答える方が多いほど有名です。
あじさい路には、130段の階段の山道に40種類以上約2500株の紫陽花が植えられています。
大人気のため、入場規制が行われる可能性もあります。
行かれる方はお早めに、お時間の余裕をもっていくことをオススメします。
□東海編
なばなの里
所在地：三重県桑名市長島町駒江漆畑270
営業時間：9:00～21:00（5/7～7/7）※シーズンによって営業時間異なる
料金：1,600円（1,000円分 金券付）※小学生未満無料
三重県にあるナガシマスパーランドに隣接するイルミネーションでも有名な「なばなの里」です。
約8,000坪の敷地という日本最大級のあじさい園で、紫陽花70,000株・花しょうぶ8,000株が咲き誇ります。
インスタ映え間違いなし、遊園地に遊びに来たついでに行くことのできるオススメデートスポットですよ。
□関西編
蜻蛉池公園
所在地：大阪府岸和田市三ヶ山町大池尻701
営業時間：9:00 〜 17:45※蜻蛉池公園管理事務所の営業時間です
大阪、岸和田市にある緑豊かな公園です。
約50種8,500株の色とりどりの紫陽花が咲きとても美しいです。
紫陽花園以外にも、BBQ広場や遊具、テニスコートなどもありファミリーでもカップルでも友達同士でも一日中楽しむことができるお得なスポットです。
□九州編
千光寺
所在地：福岡県久留米市山本町豊田2287
料金：大人（高校生以上）300円／小・中学生100円（あじさい祭り期間中）
建久三年（1192年）に建てられた日本最古の禅寺のひとつの千光寺です。
40種5000株の様々な色の紫陽花が咲き誇ります。
紫陽花の中にかわいらしいお地蔵さんがかくれているので、それを見つけるのも楽しみのひとつです。
いかがでしたでしょうか。
紫陽花に関する知識、意外と知らなかったことが多かったのではありませんか？
ぜひ紫陽花についてお勉強してから、観光スポットに足を運んでみてください。
花の色が変わるので、何回いっても楽しめますよ。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
