アパレル・ファッション TREND MEDIA

株式会社リンクスタッフィングが運営する「アパレル・ファッション TRENDMEDIA」では、流行のファッション・コスメ・カフェなど、旬な情報をご紹介しています! 憧れのアパレル業界でお仕事するならリンスタへ♪

コーヒーの基本を学びたい!~コーヒー豆について~

 

f:id:fashionkyujin:20190424143248j:plain

 

コーヒーの基本を学びたい!~コーヒー豆について~

自宅やカフェ、喫茶店で、一杯のコーヒーを味わい、ほっとひと息つく時間は至福のひと時です。
そんな安らぎの時を過ごすだけでも素敵ですが、コーヒーについての知識を持っていれば、さらに選択肢が広がり、味わいを楽しめるのではないでしょうか。
そこで今回は、コーヒー豆についてのいくつかの基本知識をご紹介したいと思います。

 

アパレル派遣のリンクスタッフィング

f:id:fashionkyujin:20190424143451j:plain

 

コーヒー豆とは

私たちが普段コーヒー豆と呼んでいるものは、コーヒーノキというアフリカ原産でアカネ科コフィア属の熱帯植物の果実の種子です。
コーヒーノキは、赤道をはさむコーヒーベルトと呼ばれる地帯の約60か国で栽培されています。

低木の常緑樹で、ジャスミンの花のような香りの白い花を咲かせます。
花のあとに成る実は、コーヒーチェリーと呼ばれ、熟すと赤く色づきます。
完熟した甘い実の中にある種子を取り出します。

シルバースキンパーチメントと呼ばれる薄い皮に覆われており、ほとんどの種子は二つが向かい合うように入っていて、二つの接する面が平らなことから、フラットビーン(平豆)と呼ばれています。

まれに種子が一つしか入っていないものがあり、形が丸いのでビーベリー(丸豆)と呼ばれています。
こちらは全体の10%ほどしか採取できないため、希少価値が高く、高値で取引されています。

このコーヒー豆を収穫し、果実から種子を取り出して皮をむく生産処理を行い、生豆に加工します。
生産処理には、ナチュラル(非水洗式・天日乾燥または機械乾燥)、ウォッシュド(水洗式)、パルプドナチュラル(半水洗式)、スマトラ式(インドネシアスマトラ島特有)があります。

選別により、異物や欠点豆を取り除き、カップテストと呼ばれるフレーバーの評価が行われ、この結果で値段が決められて出荷されます。
この豆を焙煎してから粉砕し、抽出した飲み物が、私たちが普段飲んでいるコーヒーなのです。

コーヒーの品種

コーヒーノキの品種は約80種類確認されていますが、飲用のコーヒーとして栽培されているのは、アラビカ種・カネフォラ種・リベリカ種の3種類となっています。

その中で標高の高い地域で栽培されるアラビカ種は、世界のコーヒーの生産量の70パーセントを占めており、多くの栽培品種を持っています。
酸味が強く、花のような香りがします。

アラビカ種から派生した品種は ティピカ ブルボン カトゥーラ ムンドノーボ パッカマラ ゲイシャ などがあります。

残りの30パーセントは低地で栽培されるカネフォラ種で、栽培の品種は少なく、代表的な栽培品種名である、ロブスタと呼ばれる場合が多いです。暑さや病害に強いのが特徴です。
苦みが強く、ロブスタ臭と呼ばれる独特の臭気があり、ブレンドの材料やインスタントコーヒーに利用されています。

リベリカ種は一部の地域のみで栽培されており、収穫量が少なく、ほとんど流通していません。

アパレル派遣のリンクスタッフィング

 

f:id:fashionkyujin:20190424143847j:plain

コーヒーの銘柄

コーヒーの銘柄の多くは、生産国名・栽培地名・山名など、生産地に関連しています。

生産国名のあとに、グレード(標高や豆のサイズによる等級)、農園名、品種、精製方法などを組み合わせたものが多くなっています。

同じ品種の木からとれたコーヒー豆でも、標高・収穫後の熟成期間・粒の大小によっても味や香りが違ってきます。

主な銘柄は以下になります。

ブラジル(ブラジル) 苦みと酸味のバランスがよく、ブレンドによく使われる。
キリマンジャロタンザニア 強い酸味とコクがある。
ブルーマウンテン(ジャマイカ卓越した香りがあり、バランスの取れた味わい。
エメラルドマウンテン(コロンビア) 酸味と甘みが中心の味わい。
コロンビア(コロンビア) 酸味と甘みがあり、バランスがとれており、ブレンドにも使われる。
ハワイ・コナ(アメリカ・ハワイ島強い酸味を持ち、ブレンドにも使われる。
グアテマラグアテマラ酸味とコクが中心の味わい。
モカ(イエメン)強い酸味と甘みとコクがあり、日本人に人気。
マンデリン(インドネシア苦みとコクを中心としたバランスの取れた味わい。

コーヒーのグレード

コーヒー豆には、生産国が定める品質等級があり、これをグレードと呼びます。
グレードの評価方法は、主に以下の3つになります。

産地高度
スクリーン(豆の大きさ)
欠点数(欠点豆などの異物混入率)+スクリーン

生産地によってさまざまな呼び名があります。
グレードが高いものほど品質がよく、高値で取引されます。

アパレル派遣のリンクスタッフィング

 

f:id:fashionkyujin:20190424144247j:plain

 

スペシャティーコーヒーとは

スペシャティーコーヒーという言葉が誕生したのは1978年で、フランスで開催されたコーヒーの国際会議で、アメリカのクヌッセン女史が特別な気象や地理的条件により生まれる特別な風味のコーヒーを称して使用したのが始まりと言われています。

1982年に設立されたアメリスペシャティーコーヒー協会(SCAA)により、コーヒーの国際的な評価基準が設けられ、2001年頃から生産や流通の履歴が明確になり、生産地や品種のコーヒーの評価が可能になりました。
消費者が実際に味わった時のカップクオリティ(液体にした時のコーヒーの風味)を評価します。

アメリスペシャティーコーヒー協会(SCAA)では、カッピング(ワインでいうテイスティングの評価点数が80点以上であり、個性が際立ち、品質の高いものをスペシャティーコーヒーと呼んでいます。

現在では世界中にスペシャティーコーヒー協会が設立されています。
日本では2003年に日本スペシャティーコーヒー協会(SCAJ)が設立されました。
各国で独自の評価基準を設けています。

生産国にも協会はあり、欠点豆の混入がないこと・トレーサビリティ(農園や品種、生産方法や流通の履歴)が明確であること・カッピングで評価されます。

プレミアムコーヒーとは

プレミアムコーヒーとは、通常流通しているコーヒー豆の中で、生産地や規格、品種が限定されて風味に優れた高品質のコーヒーを指します。

アメリスペシャティーコーヒー協会(SCAA)の評価基準のピラミッドでは、スペシャティーコーヒーのすぐ下の位置にあります。
値段が手頃なので、毎日飲むコーヒーとして最適です。

 

コーヒー豆の基本の知識についてみてきましたがいかがでしたでしょうか?
知ると知らないとでは楽しみ方に差が出るコーヒーの世界です。
ぜひ、知識を深めてみてくださいね。

アパレル派遣のリンクスタッフィング