冬になると髪の毛がパサつき、「ダメージヘア」になりがちです。
スキンケアには気を遣っても、
ヘアケアは後回しになりがちの方も多いのではないでしょうか?
髪の状態は、印象を大きく左右させるほどのインパクトがあります。
ちょっとした気遣いで、見違えるほどの艶髪を手に入れることができますよ。
今回は簡単にできるデイリーヘアケアのポイントを探り、
艶髪をキープしていきましょう!
まずは、冬のヘアダメージの原因解明!
まずは、冬のヘアダメージの原因から解明していきます。
それはズバリ、“乾燥” です!
冬はお肌だけではなく、髪も乾燥するのです。
❖乾燥の原因
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・屋外では、日本での季節柄湿度が低い
・室内では、暖房による乾燥
┗屋外・屋内共に、乾燥した空気に1日中触れている
・入浴時、必要以上に熱いお湯でのシャンプー
┗髪の潤い・油分を洗い流し過ぎてしまう
・ドライヤーの掛け過ぎ
┗ドライヤーの温度や熱による乾燥
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❖乾燥すると、どうなる?
髪のキューティクルがめくれたり、剥がれやすくなります。
その結果、キューティクルの隙間から髪内部の栄養と潤いが逃げていき、
髪がパサつくのです。
そして、以下のようなトラブルに繋がります。
これが、冬のダメージヘアなのです。
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・広がりやすく、まとまりにくい
・ヘアスタイリングが決まらない
・静電気が立ちやすい
・切れ毛や枝毛が出来やすくなる
・頭皮も乾燥し、フケが出やすくなる
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髪を乾燥させないデイリーケア
髪の乾燥原因を解明していくと、キューティクルを守ることが重要ということですね。
キューティクルは摩擦や熱に弱いとされているため、
それを踏まえた対策が髪の乾燥対策につながっていきます。
ちょっとした ”気遣い”で対策することができますので、ポイントをまとめてみました。
髪への負担とダメージを改善してみましょう。
❖シャンプー前のブラッシング
洗髪前にブラッシングすることは、汚れを落としやすくしたり、
絡まった状態よりも髪同士の摩擦を軽減することができます。
ブラッシング後の髪は、シャンプー前にシャワーで髪を流すだけで表面の汚れが流れてくれるようになり、
シャンプー時に髪をこする回数も軽減できるため、ここでも髪同士の摩擦を防げることになります。
汚れが少ないと、シャンプーの泡立ちも良くなります。
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・汚れが流れやすくなる
・髪同士の摩擦軽減
・シャンプーの泡立ちが良くなる
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【ブラッシングのポイント】
乾燥したところでブラッシングすると、摩擦で静電気が起こりやすくなります。
少しでも髪の摩擦を防いで、静電気を起こりにくくするためのポイントをまとめます。
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・静電気防止のブラシ
・プラスチック製のものよりも、
猪毛、豚毛など天然の動物毛の方が静電気が起こりにくい
※毛先から丁寧にブラッシングすると絡みにくい
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ブラシは、天然毛までとはいかなくとも、
木製にかえるだけでも静電気は起こりづらくなります。
例えば、100円ショップの木製ブラシに椿油を染み込ませる、
などの工夫ブラシもお手軽でおススメです♪
❖洗髪は、十分に泡立てたシャンプーで洗う
キューティクルを守るためには、髪同士がこすれないようにすることが大事です。
その為、 ”シャンプーの泡立て” にも注意しましょう。
手に取ったシャンプーを直接髪に付け、髪で泡立てている方は多いと思いますが、
これも髪の毛が擦れてキューティクルがめくれ、傷む原因となります。
キューティクルは、濡れている時が一番めくれやすいのです。
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・シャンプーを手に取ったら、しっかりと泡立ててから髪に乗せる
・手で泡立てるのが苦手な方は、最初から泡で出てくるシャンプーがお手軽
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❖お風呂でできる簡単ヘアケア
【ラップパック】
湯船に浸かっている時間や、
体を洗っている間に是非おすすめなのが、“ラップパック”です。
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・洗髪後の髪を軽くタオルドライした髪に、
コンディションーやトリートメントを馴染ませ、ラップやヘアキャップで包む
・暫くした後に濯げば、指通りの良いサラサラヘア
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❖シャンプー後は、優しい力加減でタオルドライ
水分を大量に含んだ髪をいきなりドライヤーで乾かそうとすると、
長時間熱風をあてることになり、髪の乾燥を招くことになります。
そこで、タオルドライは大切な工程と言えます。
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目安として、およそ8割の水分をタオルドライし、
残りの2割を短時間のドライヤーで乾かすのが理想
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その際、髪をゴシゴシと強い力で拭くのはNGです。
濡髪は特にキューティクルが剥がれやすくなっている状態なので、
髪をゴシゴシ強く拭いて擦ることや、毛先をまとめてギュッと絞ることは、
髪同士の摩擦でキューティクルが剥がれてしまい、大ダメージなのです。
キューティクルが剥がれることは、乾燥に繋がります。
正しいタオルドライの方法をマスターしましょう
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“拭く” のではなく、
”吸い取らせる” ようなイメージでタオルを使います。
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・入浴後、軽く髪の水気を払い、頭皮から毛先にむかってタオルで水分を吸い取る
・頭皮にタオルをあて軽く手もみをするように押し、
髪の毛はタオルで両側からはさむようにして、水分を取る
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❖髪の自然乾燥はNG
自然乾燥させるということは、
濡髪でキューティクルが剥がれやすい状態が長時間続くことになり、
結果的に髪の乾燥に繋がってしまいます。
特にNGなのが、髪が乾いていない状態のまま寝てしまうことです。
枕と髪の毛が擦れて、髪のキューティクルに大きな負担がかかり、
乾燥につながってしまいます。
キューティクルが剥がれやすい状態で放置すると、
髪内部の水分がどんどん蒸発してしまいます。
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髪は、内部に水分があるうちに手早く乾かすのが乾燥させないコツ
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❖ドライヤー前の保護
ドライヤーをかける前の一工夫として、簡単なひと手間です。
アウトバストリートメント(洗い流さないタイプのトリートメント)、
ヘアミスト、ヘアオイルなどを浸透させ、
髪の保湿・保護をするとダメージを防げます。
髪の不足油分を補い、髪の表面に蓋をするイメージで水分が逃げて行くのを防ぎます。
また、傷んだ髪の内部の補修や、ドライヤーの熱から髪を守ってくれ、艶も出ます。
ブラッシング時の静電気も、ヘアオイルなどで抑えることができます。
オイルは、天然の植物オイルがおすすめおすすめです。
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・椿油
・ホホバオイル
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・使う量はほんの数滴で十分
・手にオイルを取って、毛先から優しく馴染ませる
※トップや頭皮に近い箇所に付けるとべたつくことがあるので注意
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❖ドライヤー使用時の注意とポイント
・短時間で済ませる
髪の毛のキューティクルは熱に弱い性質があるため、
ドライヤーやヘアアイロン、コテなどで長時間熱を受けると、
キューティクルにダメージを受けてしまします。
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キューティクルがめくれると、
・水分を確保できずに髪内部が乾燥
・髪内部に熱風や熱が直接あたってしまうので、さらなる乾燥
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・濡髪はできるだけタオルドライし、ドライヤーを短時間で済ませる
┗水分は、タオルドライで8割吸収し、残りの2割をドライヤー
・ドライヤーは小刻みに揺らしたり、ある程度髪から離し、熱の集中を防ぐ
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・冷風でキューティクルを形状記憶させる
ドライヤーで髪を乾かした後は1分程度冷風を当てると、
引き締まったキューティクルの形を記憶して、髪がツルツルになります。
また、水分の蒸発を防ぐことが出来ます。
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ドライヤーで髪を乾かした後、1分程度冷風を当てる
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❖エアコンの風向きと温度を調整する
エアコンの風に長時間髪がさらされていると、
髪の水分が飛ばされ乾燥しやすくなります。
風の吐き出し口の角度を変えるなどして、
風が髪に直接当たらないような工夫をしてみてください。
エアコンの影響で部屋が乾燥して湿度が低い場合は、
季節を問わず加湿器などを使って湿度を上げて、髪の乾燥を防ぎましょう。
お手軽に、小さな卓上加湿器を使うこともおすすめです。
いかがでしたか?
ちょとしたデイリーケアで、
冬の乾燥にも負けないツルツルの艶髪をキープしましょう!