オイルを用いた美容法
オイルを用いて行うオイル美容には、良く知られているものからそうでないものまで、さまざまなお手入れ方法があります。では、その一例を見てみましょう。
- スキンケアの最後に潤いを閉じ込めるふたとして使う
- 洗顔後オイルをなじませ、その後のアイテムの浸透を高める
- クレンジングとして使用し、毛穴の汚れを浮かせる
- リンパマッサージ、オイルマッサージに使用する
- シャワー後、濡れた身体に塗り保湿する
- 頭皮になじませシャンプー前のクレンジングとして使用する
- ドライヤー時に濡れた髪に塗ってから乾かす
- ハンドケア、ネイルケアとして使用する
オイルは、顔だけでなく髪、身体と全身に使えます。1本持っていれば万能に活用できるのがオイル美容の人気の秘密といえるでしょう。
オイル美容の効果
では、オイル美容の効果にはどのようなものがあるのでしょうか。
- 毛穴の汚れや古い角質を浮かし落とす
- 高い浸透力により、肌をやわらかくふっくら保ってくれる
- 肌のバリア機能を高め、外部からのダメージを防ぐ
- 皮脂の分泌を正常にし、ベタつきをなくす
- 新陳代謝を活発にし、肌荒れや炎症を修復する
使用するオイルによっても効果が異なってきますが、全体的にはこれらの効果がオイル美容にはあると言われています。また、抗酸化作用の高い成分やビタミンを含むオイルにはエイジングケアも期待されるといわれています。
オイルの正しい使い方
ここからは、オイル美容の正しい使い方をご紹介します。普段の使い方と比較しながらご覧ください。
■クレンジング
ウォータープルーフのメイクやティントリップもするんと落とせる程の洗浄力の高いオイルクレンジングは、一歩間違えればお肌の乾燥につながってしまいます。
【使い方】
- 乾いた手に適量をとり、顔にそっと伸ばします。この際、クレンジングの量が少ないと、肌への摩擦につながり、痛めてしまうので注意しましょう。また、手のひらや顔を事前に温めておくと肌なじみが良くなり、毛穴が開いて汚れが落ちやすくなります。
- 手に少量の水かぬるま湯をとり、顔になじませて乳化させます。この際、長時間マッサージすると洗浄力の強さから乾燥につながってしまうので注意しましょう。
- 蒸しタオルで優しく拭き取るか、ティッシュオフをします。
- 最後にぬるま湯で洗い流し洗顔をします。
【おすすめクレンジングオイル】
ホホバオイル、エクストラバージンオリーブオイル、グレープシードオイル
■スキンケア
【活用の仕方】
- 化粧水の前に、ブースターの役割として肌をやわらかくするのに使用します。この際、使う量はほんのひと滴にし、手のひらで薄く伸ばしてから使用し、その後たっぷりの化粧水をつけます。
- スキンケアの最後に、保湿するために使用します。１，２滴を手のひらであたためて顔に伸ばし、潤いを閉じ込めるように顔全体をプッシュします。この際使用するのは、美容成分の高いオイルがおススメです。
- 身体が疲れたとき、顔色が優れない時に、リンパマッサージとして血流・リンパの滞りを解消するために使用します。つい、指圧のように強く推していませんか？力を入れずに優しくさするだけでも、効果的といわれています。
使用する際の注意点
■使いすぎに注意
オイルは乾燥による水分蒸発を防ぐ効果はありますが、肌のうるおいには十分な水分が必要です。例えば、インナードライ肌の人は、肌の皮脂が多い一方、肌水分量が少なくなり、乾燥肌につながってしまいます。水分と油分のバランスが大切なのです。
よって、使うオイルの量は１～２滴がベストです。同時にたっぷりと化粧水やジェルで水分を補いましょう。
■オイル焼けに注意
オイルに含まれている不純物が原因で、紫外線によって酸化することで色素沈着や肌のくすみを引き起こす場合があるので、朝のスキンケアには注意が必要です。夜のみの使用に控えておきましょう。
【酸化しやすいオイル】
- ローズウッドオイル
- グレープシードオイル
- 馬油
【酸化しにくいオイル】
正しく使って潤いハリ肌に
オイル美容についてご紹介してきましたが、気になる美容法はありましたか？今や街中にはオイル専門店ができ、化粧品売り場にはオイルコーナーが、そして美容雑誌ではオイル美容の特集が組まれるほど注目される美容法になりました。自分に合うオイルを見つけて、この季節を乗り切りましょう！
