メイクはうまく出来たけど、笑った時の笑顔に自信がなくて・・・という方いませんか? もしかしたら、歯をホワイトニングすることで気持ちが少し変わるかもしれません。今は、歯医者さんだけでなく自宅でも手軽にできるホームホワイトニングが人気です。そこで今回は、ホームホワイトニングについて詳しくご紹介していきます。
1. ホームホワイトニングって何?
「ホームホワイトニング」とは、歯医者さんで一度マウスピースを作り、自分でマウスピースの中に薬液を入れ、数時間装着して歯を白くしていく、自宅で行う歯のホワイトニングのことです。
〈ホームホワイトニングの流れ〉
- 歯医者さんで口腔内検査を行い、問題がなければマウスピースを作る。
- マウスピースが完成したら、手順やジェルの塗布の説明を受ける。
- 家で好きな時間に数十分~ 数時間ホワイトニングを実施する。
- 終了後、歯医者さんで状況を確認してもらう。
〈金額〉約25,000円~50,000円 ※マウスピース製作費+液剤含む。
〈メリット〉マイルドな液剤を繰り返し使用するため、持続時間が長い。
〈デメリット〉装着時間・期間が長く、白くなるまで時間を要する。
ホームホワイトニングは、一度マウスピースを作ってしまえば、その後液剤のみを処方してもらうこともできます。また、自分の好みの白さに調節でき、持続時間も約半年~1年以上とほかのホワイトニングに比べて長いとされています。
2. 歯医者さんとの違いは?
歯医者さんで 行うホワイトニングのことを「オフィスホワイトニング」といいます。漂白効果のある薬剤(過酸化水素・尿素)は濃度が高いので、国家資格を持つ歯科医師や歯科衛生士しか取り扱うことができません。
〈オフィスホワイトニングの流れ〉
- 口腔内検査を行い、虫歯や不適合な充塡物がないかをチェックする。
- 歯の色の検査を行う。
- 薬剤を浸透させるために、術前クリーニングを行う。
- 歯肉を保護し歯科医専用の高濃度のジェルを歯に塗布する。
- LEDライトで光照射を行う。(所要時間1時間~程度)
〈金額〉1回20,000円~100,000円 ※各医院のプラン(本数・回数)で異なります。
〈メリット〉強力な液剤を使うため、1回での効果が出やすい。
〈デメリット〉強力ゆえに痛みや、着色を防ぐための食事制限がある。
歯科医のもと、安心してホワイトニングを受けることができ、ホワイトニングをしたい箇所・本数を選ぶことができます。即効性があるので、大切な日の前やすぐに白くしたい方にはおススメです。ただし、持続時間は、3カ月~半年と言われています。定期的に通う必要があるので、医院によってはお得なコース契約を設けているところもあります。
4. ホームホワイトニングができない人
以下の方は、ホワイトニングをすることができません。
- 妊娠中および授乳中の女性
- 無カタラーゼ症の人 ※1
- 歯の神経が死んでいる
- 虫歯や歯周病がある人
- 重度の知覚過敏のある方
- ヘビースモーカーやコーヒーを1日に何杯も飲む方
※1 無力カタラーゼとは、ホワイトニング薬の成分でもある過酸化水素を分解する働きが出来ず、体内に残ってしまうことです。体内に長時間・高濃度で残ると組織を壊死させる可能性もあるため、専門家の判断が必要になります。
虫歯や歯周病、知覚過敏のある方は、液剤が歯にしみて痛くなる場合が考えられます。必ず、歯科医指導の下適切な治療を受けてホワイトニングに望むようにしてください。
5. 白い歯を維持するために
日ごろの努力で手に入れたせっかくの白い歯も、普段の生活の仕方では元通りになってしまってはもったいないですよね。そこで、白い歯を維持するためのちょっとした心がけをご紹介します。
(1)着色しやすい飲食物を避ける
コーヒー、紅茶、緑茶、その他色が濃い食べ物、タバコはできるだけ避けるか、食べた後は必ず口をゆすぐ習慣をつけましょう。
(2)歯磨き粉を変える
研磨剤入りの歯磨き粉は、長期的に使用することで歯の表面に細かな傷が付き、着色しやすい状況を作ってしまいます。そこで、研磨剤が入っていないホワイトニング効果のある歯磨き粉に変更しましょう。
(3)歯医者でクリーニングとトリートメントをしてもらう
歯の表面に付着したステインや汚れを専用の機械で取り除くことも、白さを維持する手助けになります。そして、歯の表面の細かな傷を埋めるトリートメント施術を行うことで、着色しずらくなるというメリットがあります。
6. まとめ
一度マウスピースを作ってしまえば、歯科医指導の下で安心して行うことができるホームホワイトニングをご紹介しましたがいかがでしたか。オフィスホワイトニングよりも安い金額で行うことができ、ドラッグストアにあるようなホワイトニング剤を使用するよりも効果的なので、チャレンジしたいところですよね。
効果が出るまで時間がかかりますが、理想的な白さに近付けることができ、持続時間が長いところも嬉しいポイントです。ホワイトニング後は、着色汚れや日ごろのケアに気を付けて美しく白い歯を維持していきましょう。