休日は図書館に行こう
最近図書館に行きましたか?
学生の頃は静かな図書館で勉強したり、レポートの為の資料をさがしたりと、なにかとお世話になった図書館ですが、大人になってからは、図書館に行く機会が減ってしまったという方が多いのではないでしょうか。
図書館は調べ物をするところ、というイメージが強いかもしれませんが、最近は建物自体がオシャレだったり、カフェが併設されていたりと、ふらりと立ち寄っても居心地の良い図書館が多く、時間を忘れてゆっくり滞在できる空間なのです。
今回はわざわざ足を運んでも訪れたみたい素敵な図書館をご紹介します。
読書の秋、本の世界を楽しんでみませんか?
一日中ゆっくり過ごせる図書館
国立国会図書館
日本で発行された出版物は全て収集、保存されているという国会図書館には4万冊をゆうに超える数の書物が保管されています。
国会図書館という名前からも、少し敷居が高いイメージをもってしまいがちですが、施設内には食堂と二つのカフェがあり、モーニングもやっているので一日中過ごすことができます。
本を借りるには、端末で利用申込みをした後カウンターで受け取り、外への持ち出しはできない決まりになっています。
読んでみたかったけれどもう販売されていない本や、雑誌のバックナンバー、古い漫画などがあると言う方、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
千代田区立日比谷図書館文化館
日比谷公園の一画、野外音楽堂のお隣りに位置し、三角形の建物が特徴のこちらの図書館は、以前は百年以上の歴史を誇る東京都立日比谷図書館でしたが、2011年に千代田区立の施設へと生まれ変わりました。
何より嬉しいのは、一階にあるカフェスペース、「Library Shop & Cafe Hibiya」や、地下1階にあるレストラン「Library Dining Hibiya」への本の持ち込みが可能なことです。
好きな小説を楽しんだり、調べ物をしながら食事や休憩ができるので、一日中ゆっくり滞在するつもりで行くのがオススメです。
帰りは日比谷公園の噴水や花壇を眺めながらのお散歩も素敵ですし、有楽町や銀座まで足を伸ばしてショッピングも可能です。
千代田区立千代田図書館
新しくなった千代田区役所の総合庁舎の9階と10階にある千代田図書館は、最新の設備とサービスが特徴の革新的な図書館です。
まず、国立情報学研究所が開発したシステムで、書見台に本を置くだけで関連する書物情報の一覧を提示してくれるというサービスがあります。
また、専門のスタッフから資料探しのサポートを受けられるレファレンスサービスや、図書館の総合案内から千代田区のレストラン情報まで幅広い案内をしてくれるコンシェルジュブースがあり至れり尽くせりです。図書館ガイドツアーも申し込めるということです。
さらに、セカンドオフィスのように利用できる、ビジネス書や専門新聞が揃う調査研究ゾーン、全てのブースに電源とネットワーク回線が整った個人用ブース席があり、仕事にも集中できる環境です。
自宅でのリモートワークに飽きたら、この様な施設を利用してみるのもいいかもしれませんね。
もちろん、喫茶、食堂、売店が併設されていて、一休みもできます。
北区立中央図書館
北区十条台にあるこちらの図書館は、赤レンガ図書館として地元の人々から親しまれている、もとは赤レンガ倉庫だった建物です。
もとあった場所から2008年にこちらの場所に移転し、オープンしました。
館内はユニバーサルデザインやバリアフリーを取り入れ、誰にでも優しく使いやすい施設となっており、たくさんの大きな窓からは緑を臨むことができ、人々がリラックスできる空間になるように工夫されているということです。
一階にあるカフェ、「アトリエ・ド・リーブ」では本格的なケーキやサンドイッチ、ビーフシチューなど、図書館に併設されているカフェとは思えない味と雰囲気です。一画にはお弁当や飲み物を持ち込めるフリースペースもあります。
カフェの外にもベンチとテーブルがあり、外の空気を吸いながらゆっくりすることもできます。
www.library.city.kita.tokyo.jp
豊洲図図書館
2015年にオープンした比較的新しいこちらの図書館は、豊洲駅前の豊洲シビックセンターの9階~11階にあります。
各階に屋外テラス席があり、眺めがよくて開放的な雰囲気が特徴です。
テラス席の一部は吹き抜けになっていて、そこからはゆりかもめや新豊洲エリアが望めます。
席数は145席あり、パソコン禁止の自習や読書専用の席も用意されています。
一方でコンセントとフリーWi-Fiが完備されたパソコン作業可能な席もあり、パーテーションもしっかりと設置されているので仕事や調べものに集中できる環境も整えられています。
蓋つきのドリンクであれば持ち込み可能、館内にも販売機が設置されているのは嬉しいポイントです。
ららぽーと豊洲もすぐそこにありますので、図書館でゆっくり過ごした後ららぽーとでショッピングや食事をすることもできますね。
武蔵野プレイス
JR武蔵境駅から徒歩1分という駅チカな場所にある武蔵野市立の複合施設、武蔵野プレイス内に図書館があります。
楕円形の窓が特徴的な建物で、館内も壁や天井など様々な部分に角がなく曲線が多く使われているので、優しくて落ち着く空間といったイメージです。
窓が大きい上に吹き抜けの効果で地下階も明るく開放的です。
館内はwi-fi完備でPCやタブレット端末などの持ち込みも可能です。
4階には有料のワーキングデスクがあり、全席電源付き4時間利用で400円と格安で利用することができます。
ワーキングデスクを利用するには図書館の利用登録が必要となり、登録条件として「武蔵野市在住・在勤・在学の方、三鷹市、小金井市、西東京市、杉並区、練馬区にお住いの方」という決まりがありますので、注意が必要です。
しかし、館内のテーブルやカフェスペースでもPCの使用可能な場所がありますので、そちらもチェックしておきましょう。
さて、併設のカフェ「カフェ・フェルマータ」ですが、モーニングセットからランチセット、スイーツメニュー、キッズメニューそしてディナータイムにはアルコールもいただけて内容も本格的な、一日中楽しめるカフェとなっていますよ。
ここまで、オシャレな図書館、カフェがある図書館についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
今度の休日は是非、図書館でお気に入りの本を探して、ゆっくり過ごしてみてくださいね!