◎骨格スタイルを知る
◎骨格タイプ別ベストファッション
◎骨格スタイルを知る
似合うものを知ると、おしゃれがもっと楽しくなります。ぽっちゃりしているか、ほっそりやせているか、バストにボリュームがあるか、すっきりしているかなど服が似合っているかどうか判断するとき、そんなふうに体型を基準に考えたことはありませんか?
実は服選びの基準で重要なのは、体型よりも太ってもやせても変わらない骨格なんです。服のデザインだけではなく、柄や素材まで骨格によって似合うものは変わります。
すなわち、自分の骨格を知ることは似合うファッションへとたどり着く最短ルートを知るということです。一生ものの判断基準骨格タイプを知って、服選びの迷いを取り払いましょう。
骨格スタイルには基本3タイプに分かれます。ストレート骨格、ウエーブ骨格、ナチュラル骨格です。自分はどのタイプの骨格に属するのか基本の3タイプの特徴をご紹介しますので、骨格診断してみましょう。
1、ストレート骨格の特徴
筋肉がつきやすく、メリハリのある肉感的な体型が特徴です。いわゆる「ボン・キュッ・ボン」のメリハリボディになれるのもストレート骨格の人です。
全身のバランスは重心が上のほうにありバストトップが高く、手首の断面が丸いです。手は肉感があり、小さくてコロンと丸めです。手のひらに厚みがあり、筋っぽさや骨っぽさがほとんどないのがストレート骨格の特徴です。
また首が短めで、童顔だったり、丸顔の方が多いです。横から見た時にはメリハリがあり、肌の質感はパンっと張った印象があります。太り方にも特徴があり、太る時は上半身から太る傾向があります。
下半身の特徴は脚の膝下がすらりとまっすぐに細く、太ももまではむっちりしているのにひざ下からはすっと細いのはストレート骨格の人に多いです。腰位置が高くヒップラインに丸みがあるのはストレート骨格の長所です。ウエストの位置が高めなため、おへそから距離があります。
鎖骨が目立たないのがストレート骨格の特徴なので、鎖骨もほとんど前に出ません。膝やくるぶしも小さめです。
2、ウェーブ骨格の特徴
肌の質感はふわふわして脂肪のやわらかさを感じさせます。骨が細く平面的な体型で、筋肉より脂肪がつきやすいです。全身のバランスは下重心です。
下半身はボリュームがあり、上半身が華奢なのが特徴です。バストトップ、ヒップの位置、ウエストの位置が全体的に低めです。おへそと同じくらいにウエストがあります。
上半身は薄く首が長め、そして俗にいう水が溜まる鎖骨をしているのがウェーブ骨格の特徴です。ウエストも細いのですが脚が短く、下半身にボリュームがつきやすいです。肌の質感は柔らかい質感があり、太り方はお腹周りから脚が太る傾向があり、体脂肪率が高めの特徴があります。
ひざ下の骨が外に向かっていて湾曲しており、スネが外側に湾曲しているかどうかもウェーブ骨格の見分け方の一つです。膝は丸く前に出ているのも特徴の一つです。
3つの骨格の中で一番首が長い人が多いです。首が長めの人はウェーブ骨格の可能性が大きいです。女性らしい鎖骨が細く目立つのがウェーブ骨格の長所の一つです。上半身が華奢なウェーブ骨格は横から見ると薄さが目立ちます。
3、ナチュラル骨格の特徴
ナチュラル骨格は全体的に四角いイメージがあり、ヒップも四角く、平べったく中性的な体つきです。骨感や関節の大きさが目を惹くがっしりした体型です。身長の割りに手足が長めです。節々のパーツに力強さを感じ、凹凸が少なく重心のかたよりがありません。
ナチュラル骨格の特徴は肩幅が広めで、骨格がしっかりしており肉感がないのが長所ですが、代わりに男性的に見えるという短所もあります。太るとぽっちゃりというよりはガタイがいいという印象になります。
顔に対して手が大きいのもナチュラル骨格の可能性があり、指の関節が太く、指輪がまわりがちなのも判断材料になります。
頬骨、鼻、眉骨も凹凸があり、どちらかというと顔の肉感が少なく面長の方が多いです。肌の質感はしっかりめで、太り方は全体的に太る傾向があります。しかし3タイプの中で一番太りづらい骨格です。
ひざの皿が大きくとても目立つナチュラル骨格の人は骨がしっかりしているので、膝やくるぶしなどの骨も大きく、目立ちます。首の骨はもちろん、首筋も太くしっかりしているのがナチュラル骨格の特徴です。鎖骨もしっかり太く出ている人が多いです。手の甲は筋がしっかりとでやすく、肉感や厚みがありません。指はすらりと長い人が多いです。
◎骨格タイプ別ベストファッション
おしゃれに見える人は、その人の雰囲気や体型にあった服を選んでいます。あなたも自分に似合うファッションを知ることができれば、おしゃれになれます。
ひとりひとりが生まれ持った骨格によるスタイルの違いによって、似合うファッションの素材や形を知り、ファッションを楽しむための理論さえ分かればあとは簡単です。
骨格や筋肉のつき方、肌の質感など体型の特徴から似合う、似合わないを導き出せます。体型は変化しても、骨格は変わらないので、自分の骨格タイプを知ることで、お金も時間もかけずに似合うファッションを知ることができるようになります。
a.ストレート骨格のおすすめファッション
ストレート骨格の方で気をつけたいのは着太りファッションです。グラマーな身体に飾りは不要です。全体的にIラインを意識して、すっきりとした着こなしが似合います。
VネックやUネックで胸元を縦に開けると、すっきり見えます。もう一点こだわりたいのはサイズ感です。ほどよいジャストフィットサイズが着やせにつながります。
こらからの季節活躍するのがTシャツですが、TシャツならシンプルなVネックを選びましょう。女性らしいVネックとストレートデニムで メリハリのある体を活かしてとにかくジャストサイズがマストです。ビッグサイズは着膨れし、小さなサイズは肉感を拾うので注意です。
ストレート体型が持つきちんと感に合うきれいめパンツとTシャツもハリ感のあるものがより似合います。大切なのは、ジャストサイズを選ぶことです。袖はぴったりしたものではなく、腕との間に少しゆとりがあると尚いいです。
カジュアルなコーディネートのときも、どこかにきちんと感を取り入れると、いい女っぽさがキープできます。ストレート骨格が得意なタイトスカートもトレンチタイプを選ぶとオシャレ度もUPします。やや小さ目のショルダーバッグは直線的なデザインを選んで合わせてみましょう。
b.ウェーブ骨格のおすすめファッション
フィット&フレアシルエットでウェーブ骨格の良さを引き出しましょう。上半身が華奢で、下半身にボリュームのあるウェーブ骨格は、タイトなトップスにフレアスカートで女性らしさを加速させましょう。
胸元に、キラキラのビジューネックレスをプラスしたり、小ぶりのハンドバッグや、エレガントなストラップパンプスを合わせると、女子会などちょっとしたお出かけにぴったりなコーデになります。
ウェーブ骨格の人がTシャツを選ぶ際はコンパクトなクルーネックTシャツを選びましょう。きれいめコンパクトTシャツに 軽やかフレアスカートが 夏の鉄板コーデです。ぴったりしたTシャツで華奢な上半身を活かし、ボリュームのあるボトムスで全身バランスをよく見せましょう。
上半身が薄く、首が長めなので、ネックが詰まったデザインがおすすめです。袖口も二の腕にぴったりするものにしましょう。華奢な体型に ボリュームを出す リブTシャツもおすすめです。伸縮性のあるリブ素材は、ウェーブ骨格の薄い上半身にボリュームを出し、女性らしい印象がUPします。
カジュアル感の強い ボーダー柄を着る際は ピッチ細めをセレクトしましょう。ピッチが細いほうが、ウェーブ骨格の繊細な上半身にしっくりきます。
c.ナチュラル骨格のおすすめファッション
動くたびに大きく揺れるシルエットのファッションがナチュラル骨格は得意です。一枚で主役になるカシュクール風ワンピースは、大きめチェックと長めリボンベルトでナチュラル骨格の方におすすめです。ラベンダーカラーでソフトエレガントな雰囲気に仕上げましょう。
ざっくりとしたケーブル編みニットとゆるっとデニムはナチュラル骨格の特権スタイルです。ナチュラル骨格の強さを和らげてくれます。また大き目のパッチポケットがポイントのメンズライクなベーカーパンツと足元にはポインテッドトゥのコーデは女性らしいコーデでおすすめです。
ナチュラル骨格に似合うファッションはラフ&カジュアルなアイテムです。Tシャツを選ぶ際はメンズライクな地厚Tシャツでゆるっとしたサイズ感をカッコよく着こなすのがおすすめです。
大きめで地厚だから、ナチュラル骨格の骨感がカモフラージュされおすすめです。体の線が出る服はがっちり見えてしまうので、基本ナチュラル骨格の方はルーズなシルエットや個性的なデザイン、ゆるっとしたサイジングのものを選びましょう。
ラウンドネックやワイドパンツ、マキシ丈スカートで下に重心を作るAラインや、ドルマンスリーブやオーバーサイズのトップスで上重心のYラインを意識すると、ボディラインの強さが中和されて、とてもよく似合います。
いかがでしたか?自分の骨格タイプはわかりましたでしょうか?正面からだけでなく、後ろや真横のシルエットもお友達や家族と一緒にチェックしてみるのもおすすめです。
なんとなく選ぶのではなく自分に似合うファッションの基準を持って選ぶと、自分の魅力を引き出せるファッションがより楽しめます。